得体の語源・由来
得体とは、物事の本質。本当のこと。正体。「得体の知れない男」などと使われる。
得体の語源には、二通りの説がある。ひとつは、「偽体(ていたらく)」を音読した「いたい・えてい」が転じ、「得体」になったとする説。もうひとつは、平安朝時代には僧侶の着ている衣で宗派や格式がわかったことから、「衣体(えたい)」が転じ、「得体」になったとする説である。