お節介の語源・由来
お節介とは、迷惑になるような余計な世話を焼くこと。御節介。
お節介の「節介」は、「節操を固く守り世俗に同調しないこと」が本来の意味であるが、お節介の意味とかけ離れ過ぎているめ、当て字と考えられる。お節介の語源は、「切匙・狭匙(せっかい)」とする説がある。切匙とは、擂鉢などの内側に着いたものを掻き落とす道具のことで、切匙が溝の内に入り込むことから、他人の内に入り込もうとすることを「おせっかい」と言うようになり、間にはさまることを意味する「介」の字を含んだ「節介」が当てられたというものである。この説が有力とされているが、「せっかい」という音から考えられた説のため、正確な語源とはされていない。