夫の語源・由来
夫とは、配偶者である男性。妻の対。亭主。
夫は、「男人(をひと)」の「ひ」が促音化して「をっと」となり、「おっと」になったとされる。平安時代初期の私撰注釈書『令集解(りょうのしゅうげ』には、「夫、俗に呼比止(をひと)と云ふ」とあり、夫の古い語形が「をひと」であったことがわかる。「おっと」の語が定着したのは室町時代とされ、それ以前の平安時代にはウ音便化した「をうと」という語形もあった。