親分の語源・由来
親分とは、侠客・博徒などのかしら。仮親。
親分は、縁談・奉公などの時に仮の親の分を務める人をいった。そこから、仮の親として頼りにする人・面倒見が良く頼りになる人を「親分」と言うようになった。親のように頼りにする人の意味から転じて、侠客や博徒などの首領も「親分」と言うようになり、現在は主にそのような人を指す言葉となった。ただし、「親分肌(「肌」は気質や性質)」といった場合は、「やくざの親分のような人」ではなく、「面倒見が良く親のように頼りになる人」に対して用いられる。