カーキ色の語源・由来
カーキ色とは、黄色に茶色が混じったようなくすんだ色。枯れ草色。国防色。カーキー色。
カーキ色は、英語「khaki」からの外来語。英語「khaki」は、ペルシャ語で「埃(ほこり)」や「土埃(つちぼこり)」を意味する「khak」が、ヒンディー語に入り「khaki」となって「くすんだ茶色」を意味するようになり、さらに英語に入ったものである。日本では、明治38年(1905年)、日本陸軍が欧米にならってカーキ色を軍服の色として採用したことから多く使われるようになった。英語で「get into khaki」と言うと、「陸軍に入ってください」という意味になる。現在では、「カーキ色」が軍服の色というイメージは薄れてきているが、かつては「軍用色」「国防色」などとも言われた。