株の語源・由来
株とは、木を切り倒したり、稲を刈ったりしたあとに残った根元の部分。切り株。刈り株。株式会社の株。株券。
株はアブラナ科の「カブ(蕪)」と同源で、「かぶ(頭)」のことと思われる。株が「頭」を意味するのは、木を切って残った部分ではなく、根の上が頭を出しているという認識によるものであろう。江戸時代から自分の地位や身分も「株」と言うようになったが、これは木の根元にたとえたものである。そこから、共同の利権を確保するために結合した商工業者の同業組合を「株仲間」と呼ぶようになり、「株仲間」から「株式会社」や「株券」の語が生まれた。