皮・革の語源・由来
皮とは、動植物の肉や身を覆い包んでいるもの。表皮。物・物事の中身を覆い包んでいるもの。獣類の毛を取り除き、なめした皮。
革は、「皮」と同源。皮の語源は諸説あるが、大きく分けると、表面を包むものなので「外側」の「かは(側)」とする説と、肌の上に被るものなので、「か」は「かぶる(被る)」の意味、もしくは「上」を意味する言葉に多く付く「か」で、「わ」は「はだ(肌)」の意味とする説になる。「かわ」の旧かなは「かは」なので、両説とも不自然ではなく、意味としても説得力があり決めがたい。漢字の「革」は、動物の全身の皮をピンと張ったさまを描いた象形文字で、上部は頭、下部は尻尾と両足を表している。「革」は「改革」や「革命」など、改める意味でも使われるが、たるんだものをピンと張って改める意味からきている。漢字の「皮」は、動物の毛皮を手で被せるさまを表した会意文字で、「頭のついた動物のかわ」+「又(手)」である。