キセル乗車の語源・由来
キセル乗車とは、乗降駅付近の乗車券や定期券を使い、中間を無賃乗車する不正行為。煙管乗車。
キセル乗車は、煙管の作りを洒落た言葉である。煙管は火皿のついた「雁首」と吸い口の部分の両端だけ「金(金属)」が使われ、途中は竹が使われ素通しになっている。そこから、乗車区間の両端だけ「金(運賃)」を払うことを「キセル乗車」と言うようになった。元は学生の隠語であったが、明治以降、一般でも広く使われるようになった。