キリンの語源・由来
キリンとは、キリン科の哺乳類。首と脚がきわめて長く、頭頂に角をもつ。栗色・黄褐色で、網目状の斑紋がある。
キリンは、もともと古代中国の想像上の動物。体は鹿、尾は牛、ひづめは馬、額は狼、角が一本生えているというもので、中国では聖人が出て良い政治を行うと、麒麟が現れるとされていた。キリンビールのマークは、実在するキリンではなく、この麒麟を描いたものである。実在するキリンは英語名で「ジラフ(giraffe)」と言い、キリン(ジラフ)が日本に伝わった際「ジラフ」の呼称も入ってきたが、初めて見る奇妙な動物「ジラフ」に驚き、想像上の動物である「麒麟」の名が当てはめられ、日本では「キリン」の名で定着した。また、麒麟の「麒」は「雄」、麒麟の「麟」は「雌」ともいわれるが定かではない。