金柑頭の語源・由来
金柑頭とは、はげ頭。きんかん頭。
金柑頭は、柑橘類の「金柑」に形状が似ていることと、「金」という光るイメージから連想されて生じた語である。「キンカハ(金皮・金革)」の下略や、「きんかり」と光るさまからといた説もあるが、「きんか頭」よりも古く、「はげ頭」をさす語として「キンカン」が単独で使用された例が見られることから、文字通り「金柑」に由来すると考えて間違いない。明智光秀が織田信長に「金柑頭」と呼ばれていたことから、「金柑頭」の語が生まれたとも言われるが、明智光秀のあだ名が「金柑頭」となったのは司馬遼太郎の小説に由来し、そこから「明智光秀=ハゲ頭」という図式ができたということを言ったものであり、「金柑頭」の語源と関連する話ではない。