グレるの語源・由来
グレるとは、少年や青年が、反社会的・反抗的な行動をとるようになること。不良になること。
グレるは、「ぐれはま」の「ぐれ」に活用語尾「る」を付け、動詞化したものである。「ぐれはま」は、「蛤(はまぐり)」をひっくり返して成った語「ぐりはま」の転である。グレるの語源となるこれらの語は、ハマグリの貝殻をひっくり返すと合わなくなることから、物事が食い違うことを意味していた。江戸時代末期の歌舞伎「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」には、「それから、島で窮屈な勤めが嫌さにぐれ始め」といった例が見られる。