逆鱗に触れるの語源・由来
逆鱗に触れるとは、天子の激しい怒りを受ける。目上の人を激しく怒らせる。
逆鱗に触れるの「逆鱗」とは、竜のあごの下にある一枚の逆さまに生えたうろこのことで、出典は『韓非子(説難)』。この鱗に触れると普段はおとなしい竜が怒り、必ず殺されるという伝説から、天子の怒りを買うことを「逆鱗に触れる」と言うようになった。(天子を指すのは天子が竜にたとえられるため)転じて、上司や先生など目上の人に逆らって激しい怒りを買う意味でも、「逆鱗に触れる」は用いられるようになった。