血税の語源・由来
血税とは、血のにじむような努力をして働き、納めた大切な税金。
血税は、明治5年(1872年)の徴兵令『太政官布告』で、兵役義務を「血税」と称したことに由来する。血税の「血」は戦役で血を流す意味で、国民が負わなければならない兵役の義務をいったものだが、血を絞り採られるものと誤解され、血税反対一揆まで起こったといわれる。現代では、徴兵制度がなくなったことで本来の意味も忘れられ、血税の「血」は「国民の労力」といった意味で使われるようになった。