互角の語源・由来
互角とは、互いの力量が同じくらいで、優劣がつけにくいこと。五分五分。
互角は、元々「牛角」と書き、牛の左右の角は長短・大小の差がないことから、二つのものが同等であることを「牛角」と言うようになった。互角が「牛角」と表記されていたことや「互角」の意味から、闘牛が角を突き合う姿から生まれたといった説も希に見られるが、闘牛と互角の語源は全く関係ない。「牛角」が「互角」と表記されるようになったのは室町時代以降で、『平家物語』や『太平記』では「牛角」の表記で見られる。