座敷の語源・由来
座敷とは、畳敷きの部屋。特に、客間。「お座敷」の形で、芸者・芸人などが招かれる酒席。
座敷は、板張りの床に対して生まれた語。昔は床が板敷きであったため、畳・しとね・円座などの敷物を敷いて座る場所を設けた。それらの敷物を「座」ということから、座を敷いた場所という意味で「座敷」と呼ぶようになった。畳を敷いた部屋そのものが「座敷」と呼ばれるようになったのは、室町時代ごろからである。座敷が特に客間をさすのは、客をもてなすために敷物を敷くことが多かったためで、その流れから酒席を「お座敷」と呼ぶようになった。