サツキの語源・由来
サツキとは、ツツジ科の常緑低木。関東以西の川岸の岩山などに自生し、古くから観賞用として栽培されている。杜鵑花。
サツキは、「サツキツツジ」の下略。サツキは他のツツジに比べ花の咲く時期が遅く、陰暦の五月の頃に咲くツツジということから、月の名「皐月」が転用されたものであるが、月名の「皐月」は耕作に由来し、田の神に祈るため苗代に挿す花もサツキであることから、五月に咲くというだけでなく、農民との関わりの深さも名前の由来に関係していると考えられる。