さばを読むの語源・由来
さばを読むとは、都合のいいように、数や年齢をごまかすこと。
さばを読むは、数字をごまかす意味として江戸時代から使われている。さばを読むの語源は、サバは痛みやすく数も多かったため早口で数えられ、実際の数と合わないことから、いい加減に数を数えることを「鯖を読む」と言うようになり、現在の意味に転じた説が定説となっている。その他、小魚を早口で数えることを「魚市読み(いさばよみ)」と言ったことから、「さばを読む」になったとする説。「サバ」の語源には数の多いことを意味する「さは」から転じたとする説があることから、「サバ」も「さばを読む」も同源とする説がある。最後の説は、サバを数えることにも繋がる説なので、サバの語源が定まっていない以上、さばを読むの語源も未詳と言わざるをえない。