五月雨の語源・由来
五月雨とは、梅雨。陰暦五月頃に降る長雨。
五月雨の「さ」は、「五月・皐月(さつき)」や「早苗(さなえ)」などと同様で、耕作を意味する古語「さ」。「みだれ」は、「水垂れ(みだれ)」である。古くは、動詞として「五月雨る(さみだる)」と使われており、五月雨は「五月雨る」の名詞形にあたる。「五月雨る(さみだる)」は、和歌で「乱る」の意味にかけて用いることが多い。