冗談の語源・由来
冗談とは、ふざけて言う話。たわむれに言う話。
冗談の語源は、二通りの説がある。ひとつは、ありふれた話という意味の「常談(じょうだん)」が転じて、無駄話の意味となり、無駄であるという意味の漢字「冗」が当てられ「冗談」になったとする説。もうひとつは、笑いながら楽しそうに話すという意味の「笑談(しょうだん)」が転じて、「冗談」なったとする説で、正確な語源は未詳である。また、江戸中期の浮世草子「世間手代気質」では、「冗談」を「串戯(じゃうだん)」と書き、無駄話をしてサボる意味として使われた例があり、昔はやや広い意味や用法で、「冗談」という語が使われていたと考えられる。