スイカの語源・由来
スイカとは、ウリ科の蔓性一年草。熱帯アフリカ原産。球形・俵形の大型果実をつける。
スイカは、漢語「西瓜」の「西」を唐音で発音されたもの。中国で「西瓜」と称した由来は、10世紀頃に西の国『ウイグル』から伝わったためと考えられる。日本では「水瓜」とも表記されるが、当て字で、その由来は「スイカ」の音からや、英語でも「watermelon(ウォーターメロン)」と称されるように、水分を多く含むためであろう。日本へのスイカの伝来は、16~17世紀とされることが多いが、南北朝時代の漢詩集『空華集(くうげしゅう』の中で「西瓜」を詠じていることから、14世紀には伝わっていたと考えられる。