すだれの語源・由来
すだれとは、細く割った葦や竹を、糸で編み連ねたもの。日よけや目隠しとして垂らす。
すだれは、「簀(す)」+「垂れ(だれ)」で、すだれを単に「す」と言うこともある。「簀(す)」は、蒸籠(せいろう)や巻き寿司をつくる際に用いられる、割り竹を並べて編んだもので、これは「すだれ」とも呼ばれる。また、貴人や神仏の前に垂らすすだれは「御簾(みす)」と言う。「簀(す)」の語源は、「隙」「透く」など「隙間があるもの」の多くに使われる「す」で、これらは全て同源と考えられる。