図に乗るの語源・由来
図に乗るとは、調子に乗る。つけあがる。
図に乗るの「図」とは、仏教の法会などで僧が唱える声楽『声明(しょうみょう)』の転調のことである。この転調は難しかったため、調子がうまく変えられることを「図に乗る」と言った。そこから、調子に乗ることを「図に乗る」と言うようになり、「つけあがる」といった意味に変化していった。また、「図に乗る」は「頭に乗る」と表記されることもあるが、意味が変化した後の当て字と考えられる。