ズベ公の語源・由来
ズベ公とは、投げやりでしまりのない者。だらしのない者。
ズベ公の「ズベ」は、「ずぼら」と同じ意味の「ずべら」の下略。ズベ公の「公」は、先生を「先公」、警察を「ポリ公」などと呼ぶのと同様で、相手をやや軽んじて言う接尾語である。第二次世界大戦後、巷には不良少女が目立つようになり、素行の悪い少女を罵っていう言葉として流行した。その他、ズベ公の語源には、カードのスペードが悪い札とされていたことから、スペードが転じ「ズベ公」になったとする説もある。しかし、「ずべら」が「ずぼら」と同意語でありながら、「ずぼら」の語源がスペードと関係ないため、この説は誤りと考えられる。