青春の語源・由来

青春は、陰陽五行説に由来する。
陰陽五行説には、「木・火・土・金・水」の五行があり、各々に対応する「方位」「色」「時」「神」がある。
五行の「木」は、「東」「青」「春」「青竜」に対応し、春の色は「青」であることから、「春」の異称が「青春」となった。
「朱夏」「白秋」「玄冬」なども、陰陽五行説に対応する色に基づいた季節の異称である。
春の異称「青春」が、年の若い時代をさすようになったのは、夢や希望に満ち溢れていることから、人生の春にたとえられたものである。
また、季節の異称の中でも「青春」のみが人生の時期を表しているのは、「青二才」や「青臭い」などのように、「青」には「未熟」という意味が含まれていることも影響していると思われる。