瀬戸際の語源・由来
瀬戸際とは、勝負・成否・生死の分かれ目。
瀬戸際の「瀬戸」は、「狭門(せと)」の意味で、両側の陸地が接近して海が狭くなっている所のこと。古くは「せど」とも言い、「瀬戸」と表記されるようになったのは近世以降である。瀬戸際の「際」は、境界となるところ、境目の部分を意味する言葉で、瀬戸際は「狭い海峡と海との境目」が本来の意味である。そこから、重要な分岐点・物事の分かれ目などを「瀬戸際」というようになった。