銭の語源・由来
銭とは、金・銀・銅など金属でつくられた貨幣。貨幣。金銭。お金。
銭の字音「せん」が変化し、「ぜに」と言うようになった。日本で最初の銭は、683年頃につくられた「富本銭(ふほんせん)」であるが、富本銭が流通貨幣であったか定かではないことから、708年の「和同開珎(わどうかいちん・わどうかいほう)」が日本で最初に鋳造された流通貨幣とされている。古くは、金貨・銀貨を銭に両替することを「銭を買う」と言い、小銭を額面の大きい貨幣に両替することを業とする者を「銭売り」「金あきんど」などと言った。