川柳の語源・由来
川柳とは、季語や切れ字などの制約はなく、口語を用い、滑稽・風刺・機知などを特色とした十七字の短詩。
川柳の語源は、点者の『柄井川柳(からいせんりゅう)』の名に由来する。川柳は江戸中期に口語詩として流行した雑俳で、俳句の「前句付け」の付け句が独立したもの。前句付けの名高い点者であった『柄井川柳』が、付け句の独立性を重視したことにはじまり、柄井川柳の撰による句は「川柳点」と呼ばれた。そこから、このような十七字の短詩も「川柳点」と言うようになり、短詩そのものは「川柳」と呼ばれるようになった。