ソーセージの語源・由来
ソーセージとは、調味した挽き肉を腸などのケージングに詰め、湯煮・燻煙などで加熱処理をした食品。腸詰め。
ソーセージは、英語「sausage」からの外来語。ソーセージの語源は、ラテン語で「塩で味付けした」を意味する「salsus」に由来する。「salsus」の「sal」は「塩」を意味し、サラダ・ソース・サラリーマンのサラリーの語源ともなっている。「salsus」は「細切れ肉」を意味する「sicium」と合成され「salsicium」となり、フランス語で「saussiche」に変化した後、英語に入り「sausage(ソーセージ)」となった。ソーセージの語源には、「牝豚」を意味する「sau」とハーブの香辛料「セージ(sage)」とする説もあるが、ソーセージが記述された最古の文献には、山羊(ヤギ)が主材料として使われており、それ以外の文献にも「肉」とあるだけで「豚肉」の記述がないことから、「牝豚」をソーセージの語源とするのは後世に作られた説と考えられる。