立ち往生の語源・由来
立ち往生とは、身動きのとれない状態になること。行き詰まって処置に困ること。立往生。
立ち往生は、立ったまま死ぬことが本来の意味で、現在の意味に転じたのは「弁慶の立ち往生」に由来する。弁慶の立ち往生とは、衣川の戦いで体に無数の矢を受けながらも、弁慶は薙刀を杖に仁王立ちしたまま死んだという話である。そこから転じて、進退窮まることの喩えとして用いられるようになった。