狸寝入りの語源・由来
狸寝入りとは、都合の悪い時などに、わざと寝たふりをすること。空寝(そらね)。
狸寝入りという言葉は、江戸時代の文献にも見られる。狸は臆病な動物であるため、驚いた時には倒れて一時的に気を失い、眠ったようになる。昔から狸は人を騙すと思われており、この姿を狸が人を騙すための空寝と考え、「狸寝入り」と喩えられるようになった。