タバコの語源・由来
タバコとは、ナス科の多年草。一般的にタバコの葉を喫煙用に加工したものをさす。
タバコは南アメリカ原産で、16世紀初頭にスペインに伝わり、急速に世界中へ広まった。その際、スペイン語やポルトガル語の「tabaco(tabacco)」の呼称が世界中で用いられ、日本語でも「タバコ」の呼称が使われるようになった。日本には南蛮貿易を通して伝わり、慶長年間(1596~1615年)にはタバコの栽培が行われた。アメリカ先住民であるインディアンの言語をタバコの語源とする説も多いが、新大陸発見以前からスペインでは薬草類を「tabacco」と呼んでいるため、新大陸発見に関連付けた説は信憑性が薄い。