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帝王切開の語源・由来

作者:未知 文章来源:日本网站 点击数 更新时间:2007-6-21 18:53:15 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

帝王切開

帝王切開とは、妊婦の腹壁・子宮壁を切開し、胎児を取り出す手術法。自然分娩が困難な場合や、母児の生命に危険がある場合などに行われる。

帝王切開の語源・由来

帝王切開は、ドイツ語で「帝王切開(切開切除)」を意味する「Kaiserschnitt」を日本語に訳した際、この語を切り分けて「Kaiser」を「皇帝」、「Schnitt」を「切開」などと間違って訳してしまったため生まれた語である。
ただし、帝王切開の語源は俗説が多く、一般の国語辞典でも誤った説(語源俗解1・2)を載せていることから、それらが定説となってしまっている。
以下、帝王切開の語源俗解の一部である。
1.「帝王切開(切開切除)」を意味するラテン語「sectio caesarea」をドイツ語に訳す際、「caesarea」を古代ローマの将軍「ガイウス・ユリウス・カエサル(シーザー)」と間違えてしまったとする説。
「Kaiser」はカエサルの名前から「皇帝」を意味するようになった語だが、カエサルの名前の「Caesar」の部分は「分家」を意味し、元は「切る」「分ける」といった意味から派生した語で、「Kaiser」も同様に「切る」といった意味があることから間違いである。
2.ガイウス・ユリウス・カエサルが、この方法で産まれたことから「帝王切開」と言われるようになったとする説。
古代ローマの帝王切開は、妊婦末期に妊婦が死亡した際に胎児を助ける目的で行われたものだが、カエサルの母はカエサルが40歳を過ぎるまで生きているため間違いである。
3.中国では占星術によって皇帝の誕生日が決められており、誕生日を守るために帝王切開で出産していたからという説。
帝王切開」の語は、中国語経由でないため論外。

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