亭主の語源・由来
亭主とは、一家の主人や夫。あるじ。
亭主の「亭」の字は、地上にすくっとたった建物や物見やぐらを表し、屋敷や住居の意味として用いられる語である。亭主はその建物の主人をさし、そこから一家の主人を意味するようになった。「亭主」の用例が見られるのは鎌倉時代以降で、平安時代には「いへあるじ」「いへのきみ」と呼ばれていたようである。夫のことを「亭主」と称する用法は、江戸時代頃から見られる。