泥酔の語源・由来
泥酔とは、正体がなくなるほど、ひどく酒に酔うこと。
泥酔の「泥(でい)」は、中国の『異物志』に出てくる空想上の虫のこと。「でい」は南海に住み、骨が無くて水が無いと泥のようになると考えられている。その様がひどく酔った状態に似ていることから、「泥酔」と言うようになった。杜甫の詩にも「酔如泥」とあり、日本でも、酒に酔った状態を「泥の如し」といった例が平安時代頃の書物から見られる。