田楽の語源・由来
田楽とは、豆腐などに味噌を塗って焼いた料理。田楽豆腐。田楽焼き。味噌田楽。
田楽は、平安時代に行われていた「田楽」という芸能が語源である。豆腐を串に刺した形と、踊る芸人の姿が似ていたことから、「田楽」と名付けられた。おでんの語源も、この田楽が基となっている。芸能としての「田楽」は、田植えの際に豊作を祈る「田舞(たまい)」が発達した芸能で、鎌倉末期まで流行したが室町後期には衰退し、現代では民俗芸能として神社などで行われている。