豆腐の語源・由来
豆腐とは、柔らかくした大豆を砕いて煮た汁を漉して豆乳を造り、にがりなどを入れて固まらせた加工食品。
豆腐は、中国から寺院の食物として伝来したもので、漢語の「豆腐」をそのまま借用した語。「腐」は「腐敗」の意味ではなく、中国でヨーグルトを「乳腐」と言うように、固体でも液体に近いものもさすことから、「豆腐」と書かれるようになった。豆腐の伝来時期は定かではないが、最も古い文献は奈良時代のものとなる。女房詞では色の白さを壁に見立て、豆腐を「御壁(おかべ)」と言う。