度肝を抜くの語源・由来
度肝を抜くとは、非常に驚かせること。
度肝を抜くの「肝」は、肝臓や臓腑の総称であったが、それらに心があると考えられ、「心」「精神」「気力」などの意味を持つようになった。そこから「心や気力などを抜くほど、驚かせられる」といった意味で、「ど肝を抜かれる」となった。度肝の「度」は、「肝」を強調するための接頭語で漢字は当て字。19世紀中頃には、「太肝(どぎも)を抜かれたせえか」など、「ど」に違う漢字が当てられている例もある。