土壇場の語源・由来
土壇場とは、せっぱつまった場面。最後の場面。
土壇場は文字通り、土を盛って築いた壇の場所を意味する言葉として、江戸以前までは使われていた。江戸時代に入り、斬罪の刑を執行するときに罪人を土壇場に横たわらせたことから、「斬首刑の刑場」を意味するようになった。さらに「刑場」の意味が転じ、どうにもならない場面や最後の決断を迫られる場面の意味で、「土壇場」と用いられるようになった。