内緒の語源・由来
内緒とは、表向きにせず、内々にすること。秘密。内密。
内緒は、仏教語「内証(ないしょう)」が転じた語。内証とは、自らの心のうちで真理を悟ることを意味するサンスクリット語の漢訳で、「自内証」ともいう。その意味が転じ、外から知ることが出来ない秘密の事柄をさすようになり、内輪の事情や暮らし向きなどの意味にも使われるようになった。「内緒」と書くのは、「ないしょう」から「ないしょ」に転じてからの当て字で、「内緒」以外には「内所」とも書かれた。