皮肉の語源・由来
皮肉とは、欠点や弱点を意地悪く遠まわしに非難すること。
皮肉は、中国禅宗の達磨大師の「皮肉骨髄(ひにくこつずい)」が語源で、元は仏教用語。「皮肉骨髄」とは、「我が皮を得たり」「我が肉を得たり」「我が骨を得たり」「我が髄を得たり」と、大師が弟子たちの修行を評価した言葉である。骨や髄は「要点」や「心の底」の喩えで「本質の理解」を意味し、皮や肉は表面にあることから「本質を理解していない」といった非難の言葉であった。そこから、皮肉だけが批評の言葉として残り、欠点などを非難する意味で使われるようになった。