尾籠の語源・由来
尾籠とは、猥褻であったり不潔であったりして、人前で口にするのが失礼なこと。尾篭。
尾籠は、「ばかげていること」「愚かなさま」を意味する和語「をこ(痴)」を当て字で「尾籠」とし、さらに音読みした和製漢語。当て字として用いられるようになったのは鎌倉時代以降で、文書で多く「尾籠」と書かれるうちに音読されるようになった。室町時代には、尾籠を「無礼」「無作法」の意味で用いられるようになり、意味が拡大されて汚い意味が含まれるようになった。