部屋の語源・由来
部屋とは、家の中を壁などでいくつかに仕切った各区画。座敷。室。間(ま)。アパート・ホテルなど、生活や宿泊に使う一区画。
部屋は、別々に隔てた家の意味から「隔屋・戸屋(へや)」が語源である。ふつう居住性のあるものを「部屋」と言うが、古くは小さい付属建物や小屋にも用いられ、物置などにも「部屋」という語は用いられた。アパートなどいくつかの部屋からなるものでも、「家」と呼ばず「部屋」と呼ぶことが多いが、これは「別々の家」という意味に由来するもので、古くは長屋の一区画も意味した。力士が所属するところを「相撲家」や「家」と言わず、「相撲部屋」や「部屋」と言うのも、「隔てた家」「別々の家」の意味に通ずる。