ボインの語源・由来
ボインとは、女性の豊かな乳房をいう俗語。
ボインは、1960年代後半、日本テレビの深夜番組「11PM」で、司会の大橋巨泉が朝丘雪路をからかって言った言葉が広まったものである。巨泉氏によれば、朝丘雪路の胸が大きく、「ボインとした感じだったから」ということなので、重くて弾力のある物が当たった時などに使う擬態語「ぼいん」であろう。その他、ボインの語源には、英語のスラングで女性を見て急激に気持ちが高ぶるさまを表す「boing(通常は二度繰り返して「boingboing」と用いる)」とする説や、「膨乳」が訛って「ボイン」になったとする説もある。しかし、「ボイン」は大橋巨泉氏の発言から広まったことは確かであり、それ以前には大きな胸の女性や、その胸を「ボイン」と言った例はないことから、巨泉氏による命名の由来を語源とすることが妥当で、上記のような説には無理がある。