水芭蕉の語源・由来
水芭蕉とは、サトイモ科の大形多年草。山地の湿原に自生する。
水芭蕉は、水気の多い湿地・湿原に生え、葉が大きくバショウの葉に似ていることから付いた名で、江戸時代から文献に現れる。水芭蕉の別名「牛の舌(ベコノシタ)」は、葉を牛の舌に見立てたものである。水芭蕉は尾瀬を歌った『夏の思い出』の歌詞によって特に有名になったため、尾瀬の特産植物と思われることもあるが、北海道・中部以北、兵庫県などの湿原にも群生する。