土産の語源・由来
土産とは、人に贈ったり家に持ち帰るために、旅先などで求めたその土地の名産品。人を訪問する際に持って行く贈り物。お土産。おみやげ。
土産は、その土地の産物が本来の意味で、「とさん」や「どさん」といった。みやげの語源は、よく見て選び、人に差し上げる品物を「見上げ(みあげ)」といったことから、「見上げ」が転じて「みやげ」になったとする説。「屯倉(みやけ)」からの品物の意味で、「みやげ」になったとする説。その他、「都笥(みやこけ)」「宮倉(みやけ)」「家笥(みやけ)」などの意味からといった説があるが、正確な語源は未詳。「土産」と「みやげ」は、別の意味で用いられていたが室町時代から混用されるようになり、室町末期以降、「みやげ」の当て字として「土産」が用いられるようになった。