胸の語源・由来
胸とは、背中と反対の面で、首と腹の間の部分。乳房。心臓。心。また、心の中。
胸の語源は、「うね(心根)」の意味や「身内根(みうちね)」の意味、「むね(身根)」の意味からといった説がある。胸には心臓や肺などがあり、位置的にも機能的にも身体の中心部分で、「胸が痛む」と言うように「心」も表す言葉で、身体の中で重要な部分となる。「うね(心根)」の説も考えられるが、身体の重要な部分を総合的にあらわした「むね(身根)」の説がよいであろう。また、家屋の中心部分にあるものも「むね(棟)」で、これらは共通した語源であるとも考えられている。