名刺の語源・由来
名刺とは、氏名・住所・職業・身分などを印刷した小形の紙。
名刺の歴史は古く、中国では唐の時代から見られる。当時の中国の名刺は紙ではなく、竹木を削って姓名を刻んだもので「刺」といった。そこから、その名札のようなものを「名刺」と呼ぶようになり、日本でも「名札」や「名紙」ではなく「名刺」という語を用いるようになった。江戸時代以前の日本の名刺は、和紙に墨で手書きされたもので、印刷名刺は開国前後といわれる。