滅法の語源・由来
滅法とは、程度がはなはだしいさま。
滅法は仏教用語で、因縁に支配される世界を超え、絶対に生滅変化しない真如や涅槃といった絶対的真理のことで、「無為法(むいほう)」の別名である。滅法に「因縁を超越した絶対的なもの」といった意味が含まれていることから、近世以降、「桁外れに」「はなはだしく」といった意味が派生し、「ケンカがめっぽう強い」や「今日はめっぽう暑い」などと用いられるようになった。