八百屋の語源・由来
八百屋とは、野菜・果物などを売る小売商。また、その店。青物屋。青果商。
八百屋は、「青物屋」を略した「青屋(あおや)」が変化した語。「あおや」から「やおや」に転じたのは、藍染め業者と間違えないためや、言いやすく訛ったという説、扱う商品が多いことから「八百万(やおろず)」など、数が多いことを表す「八百」を連想して転化したとする説がある。ただし、「八百」は本来「やほ」と読まれ、「やを」を経て「やお」になった語で、「青」は本来「あを」であったことから、「やおや」という語が成立した後、「八百」の字を当てて「八百屋」になったと考えられる。