焼きが回るの語源・由来
焼きが回るとは、年をとるなどして頭の働きや腕前など、能力な衰えてにぶくなること。
焼きが回るの「焼き」は、刃物を作る際に行う「焼き入れ」のこと。焼き入れは、刃物を堅く鍛えて丈夫にし切れ味を良くするために必要なことだが、火が回り過ぎるとかえって刃がもろくなったり、切れ味が悪くなる。そのように火が回り過ぎてしまうことを「焼きが回る」と言い、転じて「老いぼれる」ことを意味するようになった。